ビリーズマジックショップは新宿高島屋9Fにある実演が見られるマジックショップです。

手品は「手」が1つに「口」が3つ

手品という文字を分解すると「手」という文字が1つと「口」という文字が3つ現れます。これは、

「手(＝技術)」に対して、その3倍「口(＝話術)」が必要である。

という事を示していると言われています。
正に言い得て妙で、マジックというものをよく表している言葉です。

が、ここで注意すべき点があります。
「口(＝話術)」と言っても、ただ単にお喋りを増やせばよいという訳ではありません。
同じマジックでも、演じる側(＝演者)が違えばその印象は全く変わってきます。すなわち、

「技術(＝それが起こす現象)」に対してその3倍「話術(＝台詞や演出)」を考える必要がある。

という事です。
もし友人や同僚相手に演じるのであれば、変にかしこまった言葉遣いよりもフランクな方が絶対に自然です。さらにその人となりを知っていれば、“彼は先週誕生日だったはずだから、最後にプレゼントを出現させよう”とか、“彼女は花が好きだったはずだから、フラワー系のマジックを取り入れよう”といった、気の利いた演出も出来るでしょう。

せっかく演じるマジック、誰かの真似(コピー)をしても面白くありません。自分のキャラクターに合わせて自分なりに演じる事が、観客に楽しんで貰うためにも一番重要な事なのです。